「
梅田望夫さんの発言について」のつづきです。
『NIKKEI NET』にて藤代 裕之さんの記事が載っていました。
記事の中で「日本のネットのためには「大人」が必要」であると語っています。
>NIKKEI NET 日本のネットで本当に残念なこと 「梅田発言」の波紋「彼は日本(あるいは日本語世界)の知的エリートたちがふがいないことを攻撃している。同時に、知的エリートの世界に参加したいと潜在的に思っている人たちをつまらない嫉妬で引きずりおろそうとする『大衆の愚』に怒っている」
これは、シリコンバレー在住で「パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本」の著書がある
海部美知氏が、梅田氏の日本のwebに対する理想と現実のギャップに対する
苛立ちの原因を考察したものです。
たしかに、日本のネット社会にて、情報発信している人間の低年齢化は顕著になっています。
ここで言っている、『大衆の愚』とは『炎上(多による一方的なバッシング)』などを積極的
に行う、プライドのない愚者』のことを言っているのだと察することができますが、
残念なことに、ネットの低年齢化が進むにつれて、「炎上」は簡単に起こり、
ネットのサブカルチャー化も顕著になってしまっていることは否定できないと思います。
ネットマナーの問題にも波及してしまいますが、これも低年齢化と完全に切り離す
ことは出来ないと思います。
知識人と思われる人たちは、地位、名誉、特別なコミュニティ、など守るべきものが
多いはず。それらを投げ打ってまで、ネットの表側に出るにはリスクがあまりにも高すぎる。
日本のネット社会は例え「正論」であっても簡単に『大衆の愚』の餌食になってしまう
ような世界なのです。
最後に言っておきたいことは、
わたし自身も「最低限のネットマナー」は守っている自負はありますが、
20代という若造ですし、知識人では決してありません。
ですが、出来るだけ勉強をしていくために、
多くの学術論文を求めていますし、知的財産に触れたいのです。
そういった考えをもったときに。
玉石混交のwebの世界で出来るだけ玉の多い、
また、玉が探し出せる世界であって欲しいと考えています。
テーマ : 雑記
ジャンル : コンピュータ